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プログラミングは何歳から始める?海外の事例をもとに徹底解説

プログラミングは何歳から始める?
ミサ
ミサ
子供にプログラミングを学ばせたいけど、何歳から学ばせればいいかしら?早すぎても身につくか心配だわ
今回はプログラミングは何歳から始めればいいか、海外の事例をもとに徹底解説お届けするわね
ケイ
ケイ

実は、プログラミングを始めるのに早過ぎるということはありません。

結論からいうと、プログラミングを始める時期は早いに超したことはないのです。

幼少期にプログラミングに触れさせてあげることで、

子供のあらゆる能力を伸ばしてあげることができますし、

子供自身がプログラミングに興味を示してくれることもあるでしょう。

この記事では、海外のプログラミング事情や、

世界的に有名な起業家のエピソードも踏まえて、

子供のプログラミング教育の必要性について解説していきます。

 

プログラミングを始めるのに早過ぎることはない

冒頭でもお伝えしたように、プログラミングを始めるのに早過ぎるということはありません。

学び始めた時期が遅い早いに関わらず、興味を持って学習を開始してから、

どこまでスキルを磨いていくことができるかどうかの方が重要だからです。

まだ小さいお子さんであれば、プログラミングを始めるは早過ぎるのではないかと考える親御さんもいらっしゃると思います。

ですが、決してそんなことはありません。

プログラミング学習を始める時期が早いに超したことは無いのです。

むしろ、これからの時代、いかに幼少期からプログラミングに触れていたかどうかで子供の将来が変わってくると言っても過言ではありません。

IT化が進み続ける時代の変化に伴って、プログラミングの需要は年々高まってきています。

その結果、2020年からは小学校で、2021年からは中学校でもプログラミング教育が必修化されました。

何より、プログラミングを始めるにおいて最も大切なのは、本人のやる気です。

そのため、少しでもプログラミングに興味を持ったのであれば、まずは早速プログラミングに触れてみましょう。

 

幼少期からプログラミングを始めるメリット

幼少期のうちからプログラミングを始めることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 集中力や表現力が鍛えられる
  • 論理的思考が身につく
  • 忍耐強くなる
  • 学校でのプログラミング教育に対する抵抗が少なくなる

集中力や表現力が鍛えられる

幼少期にプログラミングを学習することによって、集中力や表現力などの様々な能力の発達が期待できます。

プログラミングは、とある問題に対する解決方法や、

自分の思い通りにものを動かすための方法の試行錯誤を繰り返します。

プログラミングを学ぶことによって、自分の頭で考えて、それを実行していくことが習慣化されるため、

自然と集中力や表現力が養われていくのです。

これが、ある程度の年齢になってしまうと、

その人の集中力や表現力はすでにほぼ決まってしまっているため、

自分の能力に学習内容や学習時間を合わせるようになってしまいがちです。

まだまだ能力が発展途中である幼少期にプログラミング学習を始めることで、このような効果を得ることができます。

論理的思考が身につく

論理的思考とは、結論に対する根拠などを、道筋を立てて考えることです。

この論理的思考というのは、プログラミングにおいて非常に重要視されています。

問題を解決するためには、

「なぜその問題が起きて、どうすれば解決できるのか?」
「自分の思っている通りにものを動かすには、どこをどうすれば良いか?」といった、

物事を論理的に考える力が必要不可欠であるからです。

幼少期からプログラミングに触れておくことで、早い段階からこの論理的思考を身につけることができます。

忍耐強くなる

プログラミングを学習することによって、忍耐も鍛えることができます。

プログラミング学習を進めていく過程では、難しくて大変な部分もたくさん出てきます。

時には、諦めてしまいたいと思うこともあるかもしれません。

ですが、失敗を乗り越えたり、問題を解決したりする経験を重ねることで、達成感を味わうこともできます。

その結果、自分で物事を成し遂げることの楽しさに気がつき、分からないことや出来ないことがあっても、

すぐに投げ出さずに考えようとするようになっていくのです。

また、新しいことに前向きに挑戦していく姿勢も身につけることができます。

学校でのプログラミング教育に抵抗がなくなる

2020年度から、小学校でプログラミング教育が必修化されました。

その背景としては、これからの時代はプログラミングのスキルはもちろん、

自分が考えている通りにものを動かすプログラミング的思考を持っている人材が求められることになるからです。

そのため、幼い頃からプログラミングを学んでおくことができれば、

学校でのプログラミングの授業の予習をすることが出来ます。

小学校に入学してからいきなりプログラミングの授業を受けると、

難しいと感じたりついていけなくなったりしてしまう可能性が高くなってしまいます。

少しでも事前にプログラミングに触れておくことで、

プログラミングに対する抵抗を感じにくく、安心して授業を受けることができるでしょう。

 

プログラミングを身につけるとどんな仕事が出来るのか?

プログラミングスキルを身につけると、以下のような方法で収入を得ることが出来るようになります。

  • エンジニアとして働く
  • フリーランスとして働く
  • アプリやサービスなどを開発する
  • プログラミングスキルを教える

エンジニアとして働く

まず、プログラミングを身につけているのであれば、エンジニアを目指すという選択肢が挙げられます。

エンジニアになるためには、それなりのレベルのプログラミング技術が必要です。

そのため、他の業界に比べると、その分給料も高く設定されているという傾向があります。

プログラミングの知識や技術を証明できる資格やポートフォリオなどを持っているのであれば、

就職の際に有利になる可能性も高くなるでしょう。

また、学生であっても、アルバイトやインターンといった形式でシステム開発に関わることができます。

フリーランスとして働く

ある程度のレベルのプログラミングスキルを持っているのであれば、

会社に雇われずに、フリーランスをして個人で仕事を受注するといった働き方をすることも可能です。

ほとんどの場合、初めは「クラウドソーシング」というインターネット上で

仕事を受発注することができるサービスを通じて仕事を受注します。

クラウドソーシング内では、

様々なクライアントがサービスやアプリの開発、

Webサイト制作などの仕事を発注しているため、

初めての方でも案件を獲得しやすいことでしょう。

中には「初心者歓迎」「未経験可」などと記載された案件もあります。

また、経験や実績を積んでいくうちに、

クラウドソーシングを介さなくても依頼をもらえる場合があります。

フリーランスとして仕事を受注した場合、

クライアントとのやり取りは、

ほとんどがチャットやミーティングソフトを用いて行うため、全てオンラインで完結します。

そのため、納期さえ守れば好きな時間に好きな場所で仕事をすることが出来るというメリットもあります。

アプリやサービスなどを開発する

続いては、自分でアプリやサービスなどを開発し、そこから収入を得るという方法です。

この場合、経営者は自分となります。自分で開発したアプリやサービスである以上、

責任も全て自分自身にありますし、収入を維持するためには、

たくさんの研究や改善を繰り返すがある必要があります。そのため、それなりに時間や労力がかかることでしょう。

ですが、自分の得意なことや好きなことを仕事にできる上、

自分の行動力や努力を認めてもらえる可能性があるといったメリットもあります。

プログラミングスキルを教える

自分がプログラミングスキルを身につけたら、今度はそれを人に教えることが出来るようになります。

自分がプログラミングスキルを習得したという経験をそのまま活かすことができ、

収益化の方法にも色々なパターンがあるといった点が特徴です。

例を挙げると、以下のような方法で収益化が可能です。

  • プログラミング教室を開く
  • ブログでプログラミングに関する情報を発信してアフィリエイトやアドセンスで稼ぐ
  • プログラミングの教材を作って販売する

いずれにしても、プログラミングスキルを身につけておくことで、自分の人生の選択肢が広がることには間違いありません。

 

海外のプログラミング事情

では、海外でのプログラミング教育の現状はどうなっているのでしょうか。

ここでは、

  • アメリカ」
  • カナダ
  • ロシア
  • イギリス
  • オーストラリア
  • 中国
  • 韓国
  • インド
  • シンガポール

の全9カ国のプログラミング事情について、分かりやすく解説していきます。

アメリカ

アメリカでは

「STEM(Science=科学・Technology=技術・Engineering=工学・Mathematics=数学)」

という教育方針のもと、

次世代に向けたプログラミング教育が発達しています。

NPO団体「Code.org」では、子供向けに無料でプログラミング教育の提供が実施されており、

子供のうちからプログラミングに触れることができる環境が整っているのです。

その結果、すでにたくさんのICT人材が育成されていると言われています。

カナダ

カナダでは、2017年に幼稚園から高校生までを対象に、

プログラミングに関連する授業の提供が開始されました。

「Canada Learners Coding」という団体による、

6歳~17歳が対象のワークショップの開催なども実施されており、

積極的に子供たちにプログラミングを身につけるための機会を与えています。

ロシア

ロシアのプログラミング教育は、日本よりも一歩先に進んでいます。

2009年から「インフォマルティカとICT」というプログラミング教育が開始されており、

アルゴリズムやデータの集計から分析についても学習しているのです。

また、「スコルコヴォ計画」という近代化優先5分野関連のベンチャー教育を目標に掲げ、

ICT教育にも力を入れています。

イギリス

イギリスでは、プログラミング教育は「コンピューティング教育」と呼ばれています。

問題解決や計算、物事の理解などに役立つプログラミング的思考を鍛えることや、

諦めずに何かに取り組む姿勢を身につけることを重要視しているそうです。

主に「Switched on Computing」という教材などを使用しています。

オーストラリア

オーストラリアは、なんと幼稚園からプログラミング教育を行っています。

幼稚園の時期に「デジタルテクノロジー」という科目を学習し、

小学校に入学してからは、ロボットを用いた実験を行うなど、

より本格的なプログラミング教育が成されています。

中国

中国では、2017年以降から一部の小中学校においてプログラミング教育の実施が開始され、

2018年から高校でのプログラミング教育が必修化されました。

中国の学校は、プログラミング教育は専門家やプログラミングに関連する企業に依頼して

行ってもらうというのが一般的です。

そのため、プログラミング教育の必修化に伴い、

プログラミングに関連する企業が続々と展開されるようになりました。

韓国

韓国は、アジアで初めてプログラミング教育を実施した国です。

2007年に中学校と高校で、2017年に小学校で「ソフトウェア」という名の科目が必修化されました。

さらに、その後「ICTリテラシー」という科目も必修化され、現在ではより本格的なプログラミング教育が行われています。

現在では、小学校のデジタル化が進行し、政府からデジタル教科書やスマート教室などが導入されているとのことです。

その結果、韓国にあるほとんどの小中学校がスマート教室を持っているという現状があります。

インド

インドは、IT教育にかなり力を入れている先進国です。

実際に、2005年頃から、小中学校でICTやコンピューターサイエンスなどの授業が実施され続けています。

小学校高学年から、アルゴリズムやフロートチャート、簡単なデータ分析について学習し、

中学生からはHTMLを用いたホームページの作成や、JavaScriptでのアプリの作成にも取り組みんでいます。

シンガポール

シンガポールでは、2003年から情報通信産業が国の経済活動の基盤となっていました。

それもあって、早い段階からプログラミング教育に関連するような内容を学校教育でも取り扱っていたのです。

2009年からは、児童向けに知識集約型経済で成功するための能力を身につけることを目的としたカリキュラムを実施しています。

現在では、ICTを活用した教育方法の開発や、学校へのICT設備の導入支援なども積極的に行われています。

 

有名な世界の起業家は何歳からプログラミングを始めたのか?

世界的に有名な起業家たちは、どうやってプログラミングを学び、

どのような経緯でサービスを開発していったのでしょうか。

ここからは、世界的に有名なプログラミング技術を持った起業家について詳しくご紹介していきます。

今回ご紹介する起業家は、以下の4人の起業家です。

  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
  • ケヴィン・シストロム(Instagram創業者)
  • ジャック・ドーシー(Twitter創業者)
  • スティーブ・ジョブズ(Apple創業者)

 

マーク・ザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグは、フェイスブックの創業者です。

1985年5月14日、アメリカのニューヨークに生まれました。

両親は共に医者であり、家庭は裕福でした。

ザッカーバーグの父親は、

「周囲に流されずに自分自身が本当にやりたいことをやらせたい」

という考えが強い人でした。

そのため、

「みんなが持っているから」

という理由で欲しがったバスケットボールを買ってもらうことが出来なかったというエピソードもあります。

そんな中、ザッカーバーグが興味を持ったのがプログラミングでした。

ザッカーバーグが12歳の時に、初めてコンピューターを買ってもらい、

家庭教師をつけてプログラミングを教わり始めました。

ですが、ザッカーバーグは技術を習得するのが非常に早く、

いつの間にか家庭教師に教わることは無くなってしまっていたといいます。

こうしてプログラミングスキルを身につけたザッカーバーグは、

なんと12歳という若さにしてソフトを開発したのです。

当時開発したのは、医者である親のサポートをするための「Zuck net」という受付業務システムでした。

さらに、18歳になってからは、「Synapse Media Player」という新たなソフトの開発に成功しました。

Synapse Media Playerは、

ユーザーの好みに合わせて新たな曲を提案するというものでした。

これに関しては、マイクロソフト社から約1億円もの買収金額を提示されたといった説もあります。

その後、ザッカーバーグはハーバード大学へ入学しました。

そして、大学生の間にも、新たに2つのサービスを開発しているのです。

1つ目は、「CourseMatch」というだれがどの授業を履修しているのかをリスト化するもの。

2つ目は、「Facemash.com」という、学生の容姿がHotかどうかを格付けするサービスでした。

ですが、このFacemash.comというサービスにおいては、

強化成しで画像を使用していたということもあり、大学で批判が殺到し、

大学側からサイトを閉鎖されてしまったといいます。

しかし、ザッカーバーグは決して諦めることはありませんでした。

情報をオープンにするといった主張を曲げず、19歳で再び新たなサービスを開発します。

ここで誕生したのが、あの有名な「Facebook」です。

初めはハーバード大学内で学生同士を繋ぐサービスとなっていましたが、

企業や他の大学からも大きな反響があったそうです。

Facebookの立ち上げから約1年後、

ザッカーバーグはFacebookのサービス向上に力を入れたいと、

ハーバード大学を中退しました。

そして、徐々に世界中の人々を繋ぐサービスへと進化していったのです。

ケヴィン・シストロム

続いてご紹介するのは、Instagramの創業者であるケヴィン・シストロムです。

シストロムは、1983年にアメリカのマサチューセッツ州ホリストンにて誕生しました。

シストロムは大学生時代に、

先ほどご紹介したマーク・ザッカーバーグから「Facebookに入社してほしい」との依頼を受けたが断ったという説があります。

そんなシストロムの父親は、トップ2の生活用品会社の幹部であり、

母親はIT会社の社員として働いていたそうです。

そのため、シストロムは母親の仕事の影響もあり、2歳からコンピューターを使い始めています。

高校生時代は、学校でのプログラミングの授業においてはずば抜けて優秀であったそうです。

その一方、DJ活動にも取り組んでおり、レコードショップで働いていたこともあるといいます。

すでにスタンフォード大学でコンピューターサイエンスを学びたいと考えていたため、

卒業後は迷わずスタンフォード大学へ進学しました。

ですが、いざスタンフォード大学で授業を受けてみると、

学習内容が実用的なものではないと感じたため、

専攻をコンピューターサイエンスから経営科学とエンジニアリングへと変更したそうです。

上級者向けのプログラミング授業も履修していました。

シストロムは、大学在学中に、ポッドキャスト関係のスタートアップであるOdeoにインターンしました。

シストロムにとって人生初のITベンチャーでのインターンでありましたが、

成長の著しい企業で働いたことで刺激を受け、インターン初日にして起業家になることを決意したそうです。

Odeoでは、後にご紹介するTwitterの創業者であるジャック・ドーシーと共に働いています。

そして、シストロムはドーシーからJavaScriptというプログラミング言語を教わりました。

その後、2005年にOdeoでのインターンで貯めたお金で約9ヶ月間イタリアへ留学し、写真を学んでいます。

2006年にはスタンフォード大学を無事卒業し、Googleへ就職しました。

マイクロソフトからはGoogleよりも高額なオファーを受けていたというシストロムですが、

Googleのマーケティング職として働くことを決意したのです。

そこでは、主にGmailとGoogleカレンダーのマーケティングを担当していました。

ですが、マーケティングについて学ぶことができた一方で、

すぐに仕事に飽きてしまい、退屈さを感じていた部分もあったといいます。

そのため、入社から3年もしないうちにGoogleを退社してしまいました。

Googleの次に入社したのは、旅行サイトを運営している「NextStop」という企業です。

元Googleの社員も多く在籍しているということもあり、

転職を決意したシストロムですが、ここでもGoogleで働いていた時と同様にマーケティング職を担当していました。

そんな中、シストロムは仕事から帰ると、

自分で好きなサービスを作るためにプログラミングをするといったことをやり始めました。

色々なアイデアを形にし、自分の作品を友人に見せていきました。

するとある日、作成したプロトタイプがa16zの方の目に止まり、

約5,000万円もの出資を受けることになったのです。

その後、シストロムは会社を辞めて自分の事業に専念します。

自身の会社を設立し、サービスの開発に注力しました。

その結果、写真にコメントやいいねをすることが出来るプロトタイプを作成し、

約8週間でリリースすることに成功しています。このプロトタイプが、現在のInstagramです。

ここまで、シストロムはプログラミングを独学でしか学んできていません。

それもあって、シストロムが作成した当初のInstagramは、

写真の投稿・コメント・いいねだけといった非常にシンプルなものになっています。

高度なスキルを必要としないプロトタイプですが、

シンプルで分かりやすく、使いやすいと評判を受け、徐々に人気を集めていきました。

今では世界中で多くの人々が使用しているInstagramにまで発展していったのです。

Instagramはリリース後、当時人気を集めていたFacebookを上回る勢いでユーザー数が増加していきました。

ジャック・ドーシー

次に、Twitterの創業者であるジャック・ドーシーについてご紹介します。

ドーシーは、1976年11月19日に、ミズーリ州のセントルイスに誕生しました。

ドーシーは8歳の頃には、すでにApple社のマッキントッシュというコンピューターを使い始めています。

10歳になる頃には、パソコンにのめり込み、ほぼ完全に使いこなせるレベルになっていました。

そんなドーシーがパソコンを使い始めるようになったきっかけは、実は幼少期に言語障害を持っていたことだそうです。

友人と普通に会話を交わすことが難しく、パソコンで素早く文字を打つ技術を身につけようと考えたといいます。

そんなドーシーは14歳の時、交通システムに興味を持ち始めました。

当時のドーシーはすでに高いプログラミングスキルを身につけていたため、

タクシーの配車サービスのソフトの開発を開始したのです。

そのサービスが完成すると、Web上で提供を開始しました。

一方で、ドーシーはパンク・バンドが大好きな少年でもありました。

髪の毛は金色に染め、耳や鼻にはピアスをあけていて、

プログラミングばかりを突き詰めている性格ではありませんでした。

地元のミズーリ工科大学へ進学はしたものの、2年ほどで中退してしまいます。

その後、再びニューヨーク大学へと進学したのですが、そこでもまた中退してしまっています。

24歳になったドーシーは、Web上でタクシーの手配をするという事業を立ち上げ、会社を設立しました。

その後はODEO社というポッドキャスティングを行う会社に就職しますが、

Apple社などの大企業がポッドキャスティングへと参入してきたことにより、

業績が悪化してしまいます。最終的には、経営破綻にまで追い込まれてしまいました。

そんな状況の中、ドーシーはあることに気が付いたのです。

当時、携帯電話のメールサービスでは、違うキャリアの携帯同士でのやり取りは行うことができませんでした。
そのため、ビジネスマンは

「インスタントメッセンジャー」というサービスを利用して、

仕事の予定や自分の現在の状態などを共有していました。

それが、徐々に若者にも使用されるようになり、

「食事をしている」「音楽を聴いている」といた、

今自分が何をしているのかを発信するというのが流行し始めたのです。

ドーシーはそこに目を向けて、「自分の今の状態を世の中に発信したいという人がいる」と考え、

Twitterを考案します。

Twitterの案を、当時のODEO社の社長であるエヴァイオリン・ウィリアムズに相談したところ、

起業する方向へと話が進んでいきました。

ついに30歳になったドーシーは、エヴァン・ウィリアムズらと共にODEO社からTwitter社を独立させます。

その後、ドーシーが考案した140字以内のテキストで状況を発信できるサービス「Twitter」を完成させました。

ちなみに、この140文字という制限にはきちんと理由があります。

当時のショートメッセージを送信できる文字数が160文字までという制限があり、

それ以上の文字数になってしまうと、サーバー負担がかなり重くなってしまうからです。

ドーシーの予想通り、Twitterは世界的に大人気を集め、ユーザー数も続々と増えていきました。

しかし、予想以上のユーザー数の増加により、Twitter社側のサーバーがダウンしてしまうということも多々ありました。

ですが、ドーシーは多趣味であり、仕事よりもプライベートを優先するような典型的な自由人でした。

Twitter社のサーバーがダウンして忙しいという時期に、

ファッションデザイナーを目指したり裁縫教室に通い始めたり、

ヨガも習い始めるなど、自分のやりたいことを優先して、色々なことをやっていました。

その結果、仕事に割ける時間が少なく、ドーシーの勤務形態が問題視され、

32歳の時にCEOを解任されてしまいます。

CEOを解任されたドーシーは、ある日友人の吹きガラス工房を訪ねました。

その工房に来ていた他のお客さんが商品を購入しようとした時、

工房にクレジットカード決済機能が無いという理由で商品を買わずに帰ってしまいます。

これを見たドーシーは、友人にクレジットカード決済機能を導入しない理由を尋ねると、

「レジ設備や手数料が高いから。」
「小さくビジネスを始めた人からすると導入の敷居が高いから。」といった答えが返ってきました。

そこで、ドーシーは再びあることをひらめいたのです。

「誰でも手軽に現金以外で支払いをすることができる機能があると便利だ」と考えたドーシーは、

33歳で「Square」という会社を立ち上げました。

Squareは、クレジットカードをスマホで読み取って決済することができるサービスです。

現在では日本でも馴染みが出てきています。

このサービスのお陰で、レジを持っていない小さな店舗であっても、

クレジットカード決済機能を手軽に導入することが出来るようになりました。

このサービスは、かなりの速度で知名度を上げていき、業績も右肩上がりへと伸び続けていきました。

スティーブ・ジョブズ

次は、有名なApple社の創業者であるスティーブ・ジョブズについてです。

ジョブズは、1955年2月24日、サンフランシスコに、シリア人の父とドイツ・スイス系アメリカ人である母との間に生まれました。

ですが、ジョブズは生まれてすぐに養子出され、養父母のもとで育てられました。

1960年頃、ジョブズはカリフォルニア州のパロアルトに転居することになります。

1961年には小学校へ入学したジョブズですが、かなり手のかかる子供であったそうです。

ヘアピンが電気を通すのかどうか確かめるために、

ヘアピンをコンセントに差し込んで感電したり、

盗聴器で親の部屋を盗聴したりするなどしていました。

また、小学校では授業中に花火をしたり、

教師の椅子に爆弾を仕掛けたりと、あらゆるエピソードがあったそうです。

ですが、4年生になったジョブズはとある女性教師との出会いをきっかけに勉強が好きになります。

4年生の終わりに受けた知能検査で並外れて優秀な成績を出し、1年飛び級して中学校へと入学しました。

しかし、飛び級をして入学した学校でいじめに合ってしまい、

途中で両親にお願いして、環境の良い学校へ転校することを決意しました。

その後、1968年の秋に、ジョブズはクパチーノのホームステッド高校へと進学します。

ジョブズが16歳になった1971年頃、

友人の紹介によって当時21歳のスティーブ・ウォニアックと出会い、すぐに意気投合したといいます。

その年の秋、「ブルーボックス」という無料で長距離電話をかけられる装置の存在を知り、

2人で図書館へ駆け込んで資料を探し、それをもとにしてオリジナルのブルーボックスを作り上げました。

そして、ジョブズはその装置を1台150ドルで売りさばき、

最終的には200台近くのブルーボックスを販売しています。

しかし、ある時銃で脅かされてブルーボックスを奪われたことをきっかけに身に危険を感じ、販売を停止したそうです。

1927年の秋、ジョブズはオレゴン州のリード大学へ進学しました。

リード大学は学費がからり高額な私立大学であるため、

両親の負担は大きかったそうですが、ジョブズは他の大学への受験を頑なに拒否したそうです。

しかし、約半年で興味のない科目を履修しなければいけないということを嫌がり、中退してしまいました。

本人曰く、「意味のない教育に両親が一生懸命貯めた学費を使うのには罪悪感を抱いてしまう」とのこと。

ですが、中退後も大学のキャンパスを放浪し、

空き瓶拾いや電子装置の修理などをしてお金を稼ぎつつ、

興味のある抗議だけを聴講していました。

その後、インドへ旅に行きたいと考えたジョブズは、旅費を貯めるために働くことを決意します。

1974年頃、実家に帰ってその日のうちにアタリを訪問し、「雇ってくれるまで帰らない」と宣言したのです。

その結果、ジョブズはアタリのトップであるノーラン・ブッシュネルに気に入られ、

ブッシュネルに社員として採用してもらうことができました。

こうして旅費を貯めたジョブズは、会社を退社して、友人のダン・コトケと一緒にインドへと向かいます。

ですが、すぐに赤痢という感染症に苦しむことになった上、

想像とあまりにもかけ離れたインドの実態に失望し、

その年の間にロスアルトスに帰ることにしたのです。

1975年には、アタリに復職をしています。

その年、「Altair 8800」というコンピューターキットが販売されており、人気を集めていました。

その時、以前ジョブズと一緒にブルーボックスを作ったウォズニアックは、

そのAltair 8800よりも優れたマシンを自分で作ることができると考え、

後の「Apple I」となるマイクコンピューターを自作しました。

ウォズニアックは、コンピューターの回路を無料配布することを考えていましたが、

ジョブズはこのマイクコンピューターを利用したビジネスを立ち上げるべきだと主張します。

アタリにマシンの商品化を断られたことをきっかけに、ジョブズとウォズは自分たちで事業を開始することを決めました。

事業を開始するために、ジョブズは愛車のワーゲンバスを、

ウォズニアックはHP製のプログラム電卓を売り払い、約1,300ドルの資金を捻出したそうです。

こうして、1976年4月1日に、カリフォルニア州のビジネスパートナーシップとして

「Apple Computer Company(アップルコンピューターカンパニー)」を設立しました。

当初、ジョブズたちが販売しようとしていたのは、完成品のコンピューターではありませんでした。

比較的低価格で製造することができるプリント配線板を売ろうと考えていたのです。

ジョブズはコンピューターを売っている

「Byte Shop(バイトショップ)」の経営者であるポール・テレルに「Apple I」を見せました。

ジョブズはその翌日にバイトショップの店舗に押しかけて、

テレルに配線板を売り込みました。テレルはその場で50台のApple Iを注文し、

1台500ドルで現金を支払うことを約束しました。

ですが、条件として配線板ではなく組み立て済みのものを納品するように指示されたといいます。

バイトショップとの取引によって利益を生み出すことに成功したジョブズたちは、さらなる事業拡大を望むようになります。

ジョブズはアガリ時代の上司であるブッシュネルの勧めに従ってドン・バレンタインという人物に融資を求めました。

ですが、バレンタインはApple社への投資に興味を示してくれませんでした。

その代わり、個人投資家であるマイク・マークラという人物を紹介してくれたのです。

若くして引退生活を送っていたマークらは、ジョブズたちの才能に心を動かされ、Apple社に復帰することを決意しました。

そして、マークラは自分の資産から9万2,000ドルをApple社に投資したのです。

マークラの援助を受けながら、1977年1月3日、新法人「Apple Computer, Inc.」が設立されました。

 

プログラミングを始める際の注意点

プログラミングを始める際には以下の3つの点に注意しましょう。

  • プログラミングを本格的に学ぶためには費用がかかる
  • 自分の身につけたいプログラミング言語を明確にする
  • 挫折しないための工夫をしておく

プログラミングを本格的に学ぶためには費用がかかる

まず初めに、プログラミング学習を本格的にやりたいのであれば、

それなりに費用が発生するということを理解しておきましょう。

最近では、無料でプログラミングを学べるサービスなども出てきています。

ですが、残念ながらそれだけでは実社会で通用するレベルのスキルを身につけることは難しいです。

本格的にプログラミングを学んで、将来に活かせるようになりたいと考えているのであれば、

少し高い費用がかかっても、スクールに通ったり教材を購入したりする必要が出てきます。

とはいえ、プログラミングはスキルさえ身につければ、自分の人生を大きく変えることが出来るスキルです。

転職によって収入がアップしたり、自分で事業を立ち上げて新たな収入源を手に入れたりすることだって出来る可能性があります。

そのため、少し高いと感じても、自己投資として費用を支払う価値はあると考えられます。

自分の身につけたいプログラミング言語を明確にする

プログラミングにはたくさんの言語があり、その言語によって使う場面や特徴が異なります。

そのため、自分が何を出来るようになって、どんなことを実現したいのかによって、

身につけるべきプログラミング言語が変わってきます。

例えば、ホームページを作成したいというのであれば、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を習得する必要があります。

ですが、アプリの開発がしたいのであればJavaScriptやPythonなどの言語を学ぶべきなのです。

このように、プログラミング学習する目的によって学ぶべき内容が大きく変わってくるため、

自分ができるようになりたいこと、学びたい言語を明確にしてから学習を始めるようにしましょう。

挫折しないための工夫をしておく

少し厳しいと感じてしまうかもしれませんが、プログラミング学習に挫折は付きものです。

実際に独学でプログラミングを始めた人の約9割が、挫折してしまっていると言われています。

そのため、プログラミングを始める前に、挫折しないための工夫をしておくことがおすすめです。

例えば、スクールに入ってすぐに質問や相談が出来る環境を整えておく、

プログラミングスキルを身につけた後にやりたいことを決めておく、

一緒にプログラミングを学ぶ仲間を見つけておくといったことが挙げられます。

このような工夫を事前にしておくことで、プログラミング学習につまずいてしまった時でも、

モチベーションを保って這い上がることができるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

プログラミング学習を始めるにおいて最も重要なのは、本人のやる気です。

今回ご紹介した有名な4人の起業家においても、

「思い立ったらすぐに行動に移す」
「問題が起きてもそこで終わりにしない」

という点が共通し

ていると感じられました。

子供にプログラミングを学ばせてあげたいと考えているのであれば、

子供にプログラミングに触れる機会を作ってみてはいかがでしょうか。

本格的に学習をしていくのは、

そこで子供が「楽しい」「もっとやりたい」と感じてからで大丈夫です。

まずは気軽に、プログラミング教室の体験やワークショップなどに参加してみることをおすすめします。

とはいえ、具体的にどう学習していけば良いかと悩まれる方もいらっしゃることでしょう。

プログラミングは、専門的な知識や技術が必要とされるため、

きちんと教室に通ったり、教材を購入したりする必要は絶対に出てきます。

特に、まだ小さな子供であれば、実際にロボットなどの道具を使いながら、

分かりやすく丁寧に正しい知識を教わるのが良いでしょう。

頭だけでなく、手も使いながら、ゲーム感覚で楽しく学習をすすめていくことがおすすめです。

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